お別れ

昨日、母方の祖母が亡くなりました。

このおばあちゃんは天然のおもしろ人間で、
辛気臭いことが大嫌いなはずだから、
暗くならずにお別れをしてきます。

お通夜が今日、お葬式が明日。
ごくごく身内だけのお式にするようです。


昨夜はおばあちゃんのそばに
娘たち(わたしからしたら叔母さん)が勢ぞろいして、
きっと、おばあちゃんも淋しくなかったと思います。

なにせ、うちの母を筆頭に5人姉妹。

わたしが仕事のあとに駆けつけたときには、
悲しさが落ち着いたあとのようで、姦しいったらありゃしない。

5人姉妹全員が、「どんな悲しい時でも笑いを忘れない」奇特な?性質の持主。
これはモロ亡くなった祖母の遺伝でしょう。

自分の悲しさよりも、
「母ががっくり落ち込んでたらどうしよう」という不安が大きかったのですが、
そんな心配は無用でした。

やっぱり姉妹がたくさんいるっていうのは心強いものです。



おばあちゃんのお顔は眠っているように安らかでした。

波乱万丈な85年間、お疲れさま...。


大人になってからはあまり会えてなかったので、
おばあちゃんとの思い出は子供のころのことが多くて。


おばあちゃんといえば、うた。


わたしが小学生のときに祖父が亡くなったのですが、
わたしを笑わせるために自作のうたを歌ってくれました。

「淋しくて悲しくてどうしようもないはずなのに、
なんでこんなうたを歌ってくれるんだろう?」と、
おかしいやら、うれしいやら、子供心に衝撃を受けました。


昨夜、おばあちゃんのお顔をみたときも、
このうたのことを思い出して、じわっときた。


♪花屋さんはいいな 
 年がら年中 きれいな花に囲まれてーえー
 それでお金がもうかってーー...


今日はわたしの姉と兄も遠路はるばるお通夜に来てくれるので、
きっとおばあちゃんもよろこんでくれるだろな。